この記事では、ピアノの寿命や修理と調律料金について、知っておくべき購入後にかかる費用をまとめています。
- ピアノの仕組みや寿命が詳しくわかる!
- ピアノが壊れる原因や修理方法とその費用、そしてピアノをいい状態に保つための調律頻度やその費用が詳しくわかる!
ピアノを購入したら、長く愛用していきたいですよね!
でも、そのためにどんなことをしたらいいのかあなたは知っていますか?
首をかしげてしまうあなたのために、ピアノのお手入れ方法を詳しくまとめたのでぜひ最後まで読んでみてくださいね☆
ピアノの寿命って?実は一生モノじゃなかった?
ピアノの寿命はズバリ!平均60年と言われています。
同じ木材で弦楽器のバイオリンは300年以上前に作られたストラディバリウスが名器と言われ、そのようなオールドバイオリンは価値が高いことで有名ですよね。
しかしながらピアノの場合、古くなると金属の部品を使っているのでそこが錆びてしまったり、調律で調整に使うチューニングピンがゆるくなっていってしまいます。
そうなるとピアノの音が安定せず、調律してもすぐに狂うようになってしまうのです。
ですから、ピアノは60年くらいが寿命と言われていて、かつ30年くらいでそのピアノ本来の良い音が出なくなると言われています。
ピアノの寿命が伸びる!?永遠にピアノを生かす方法とは?
ピアノには寿命があると⬆︎で書きましたが、そのピアノに愛着がありどうしても手放したくないという場合にはオーバーホールと言って、ピアノの中身を新しく蘇らせる方法があります。
そうすることで、ピアノの寿命を伸ばすことができ、60年が100年〜110年の寿命にすることも可能なのです。
しかしながらピアノのオーバーホールは高額で、新品のピアノが買えるくらいの料金がかかってしまいます。
ですから、「このピアノはどうしても手放したくない!」という場合はオーバーホールをおすすめしますが、そうでない場合は新しくピアノを買い直すことをおすすめします。
ピアノの修理って?壊れやすい箇所とバカにならない料金を事前確認!
ピアノは壊れてしまうと自分で直せるものではないので、調律師や業者に修理を依頼しないといけません。
そうなると気になるのはどのくらいの料金で修理してもらえるかどうかですよね!
ここからは、よくある修理内容と料金について紹介していきます。
鍵盤を押して下がったまま上がらなかったり、動かなくなることがあります。
その場合の修理費は、1箇所約1,700~2,100円で、1つ増えるごとに約500〜1,000円ずつ費用が上がっていきます。
故障の原因は鍵盤と鍵盤の間にゴミなどの異物が入り込んでしまったり、過湿によって鍵盤が膨張して動きが鈍くなってしまったりするのです。
このとき無理やり鍵盤を動かそうとするとさらに状態が悪くなってしまうので、故障に気づいたときはそのまま動かさないようにしましょう。
ピアノの音が出ない!そんなときの対処法と原因はズバリ!
音が出なくなってしまった場合も、鍵盤の間に異物が入ってしまっていたり、過湿や過乾燥によってピアノ内部のクロスの摩擦が起こっていることが原因だったりします。
その場合の修理費は、1箇所約1,700~2,100円で、1つ増えるごとに約1,000円ずつ費用が上がっていきます。
また、弦が切れてたり錆びているときは、弦の交換が必要です。
その費用は音域によって異なり、高音弦で1本3,000~5,000円、中音弦で1本4,000~7,000円、低音弦で1本6,000~9,000円、低音ダブル巻弦で1本9,000~11,000円となります。
なんとなくピアノの調子が悪い!そんなときの解決法は?
鍵盤は動くし音も出るけど、いまいち弾き心地が悪いという場合もありますよね。
そんなときは修正整調を行いますが、費用は4,000~6,000円ほどでできます。
そして音色にムラがある場合は、ファイリングというハンマーの削り直しをおこなうとよくなります。
その費用は、少し高めの15,000~18,000円ほどが相場になっています。
また、弱音器がきかない場合は、調整のみだと300~600円ほどで、フェルト交換が1枚800~1,100円ほどとなっています。
ピアノ調律の料金や頻度は?ほったらかしたらどうなる?
ピアノ調律の料金は、一般家庭のグランドピアノであれば、15,000円前後。アップライトピアノ(縦型)であれば、12,000円前後です。
そして調律の頻度は、1年に1回が目安で、全く弾いていない場合でも1年〜2年に1回はするようにします。
そうすることで常にピアノがいい状態を維持することができ、寿命も伸ばすことができます。
もし長年手入れをせずほったらかしにすると、ピアノの中の部品の金属が錆びたり、ネズミなどがフェルトをかじって巣をつくったりしてしまいます。
そうなると新品が買えてしまうほどの修理費用がかかってしまうので、ピアノを手元に置いておくなら必ず定期的に調律をお願いするようにしましょう。
ひと目でわかる!ピアノの寿命や修理について、調律などその費用とは?
今回の記事では、ピアノの寿命や修理と調律料金について、知っておくべき購入後にかかる費用をまとめました。
再度まとめると、
- ピアノの寿命は平均60年ですが、オーバーホールをしてピアノ内部の部品を全て交換すれば寿命が伸ばせます。
- ピアノの音が出なくなる原因は異物が鍵盤の間に入り込んだり、過湿で鍵盤の膨張することで、1箇所約2,000円くらいで修理してもらえます。
- ピアノのいい状態を維持するためには弾いていなくても年1回は調律が必要で、その費用は12,000円〜15,000円が相場です。